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 3月2日、小野市では「小野陣屋まつり」が盛大に行われている日に、我が青野ヶ原町では「お祷」という伝統行事が行われました。この行事は2人1組で1年間地域のお宮をお守りしていく、というものでこの日はその引き継ぎの儀式が行われました。場所は旧の祷屋2人の内の片方で行われ、町内の宮総代、長老、その他氏子が祷屋の2人を囲むような形で座り、お祝いの杯を回し飲みします。お酒のあては大根と油げを甘辛く煮たもの、大根と人参の酢の物、オカラを塩、鷹の爪で炒ったものと昔から決まっています。とこには大根でつくった男性と女性の性器を模ったものが作られて置かれています。子孫繁栄、五穀豊穣を願ったものだと思われます。私が小学校の頃は、この日は祷屋の家へ子どもも行って、このご馳走をいただいていた記憶があります。最近は子どものすがたもなく、人数も20人位と少なくなっていますが、何とか続いています。
 さて、この行事ですが、具体的には町内にある(確か5箇所?)神社の掃除を1ヶ月に6回位するのと、秋まつりに向けて、獅子舞の稽古の場所提供と接待をします。1年間は神主の代わりをするようなものです。
 最近、この貴重な伝統行事の存続が危うくなってきたような気がします。少子高齢化の影響で対象者(20代〜40代位)が少なくなってきたことと、この伝統行事に関する理解度が変わってきて、参加したくないという家庭が増えてきたことが原因です。非常に残念なことだと思っていますが、これも時代の流れなのかも知れません。このような地域に残っている伝統行事こそが、その地域の貴重な文化遺産だと思います。何とか工夫して継承していきたいものです。 
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